2011/10/01

Golden Autumn Mind of North

Greetings.

各地の愛すべきブラザー、シスター。
偉大なるちっぽけな夜を相変わらず過ごしてますか。
覗いたガラスの底はまだ綺麗ですか。
あの夜のこと、まだ憶えてますか。

久しぶりの便りです。

九月。
悲しみと教えを巻き込んだ巨大な台風を追っかけて、一路北の国、北海道。
はじめて降り立った空港で吸った空気は、日本じゃなかった。
ラインを引かれJAPANと呼ばれるずっと前から漂っているだろう
その霧を吸い込むと、長い歴史となぜか少しの悲しみを感じた。

終わってみれば札幌でのバスキングも合わせて2週間で計10本のLIVE.
ナイトピープル達の聖地、札幌は想像よりもずっと美しくそこにあった。
音は乾いた風に冷やされてクリアに、より暖かく鳴っていた。

偉大な"路上"のアーティスト達はどこまでも気さくで優しく、そして厳しかった。

『僕はなんのために、どこから来て、どこへゆくのか』

暗闇で迷っていた僕に、音の女神の両手が差し出された気がした。
そのともしびはゆっくりと暖かく、僕の疑問符を照らしてくれた。

本当の音楽は革命を起こすほどのチカラを持ってる。
一人の少年の心、ひとつの国が変わりうる革命。
いつの日か、世界中で活動する音楽家が嘆いていた。
『この国では音楽が恐れられていないことが悔しい』
そう、僕たちは音楽で革命を起こせるんだ。
くそったれた権力がビビるほどの、リアルな旋律を奏でよう。
そして今夜も。消えてゆく夜に生きた証を刻もう。

札幌、千歳そしてなによりBar OLD&苫小牧クルー。ほんとうにありがとう。
OLD CAMP, TOBIU CAMP最高でした。ありがとう。
DJ,Busker,painter,skater,dancer,old Bluesman, ハーコーPunks&Rastaman!!!
すべての北の夜の強者たち、忘れかけていた何かをありがとう。
再会を楽しみにしてます。

かけらを胸に次の場所へ。
とどまるな、水は止まると腐るぞ。


JUNN

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